「…俺のこと…怖いけ?」


『…へ?』


「…我失って…その勢いで人めっちゃ殺して…更に暴れて死神にさせられて(苦笑)」



『…怖ないよ』








…当たり前の言葉やった。




あたしにとってはこれしか言うことないのに、カイはちょっと不思議そうな顔をしていた。







『だって…カイ、めっちゃ優しいやん。死神のくせに、人のこと守ろーとするし、いつもあたしのこと…守ってくれるし、どんな奴にでも向かってってくれるし…。…その時だって、大好きなお母さんのこと思って、我忘れるくらい怒っててんろ?…そーやって、皆のこと大切にしてくれて、皆のために怒ってくれて、皆のこと思ってくれるカイのこと…誰が怖なるんよっ』










…言ってから、後悔した。




あたし…何知ったよーな口きーてるんよっ!!




カイのほんまの気持ちも知らんくせにっ……


どーしよー!!