―――4月


本城 凜。16歳。
あたしは高校生になった。



中学からの友達と普通の高校に入学して、普通に何も変わることない毎日を過ごしてた。




―――でも。


今まで生きてきた16年間の中で1番衝撃な事件が起きた。








―――あたしの両親が…死んでしまった。


車の事故やった。




両親の結婚記念日に「旅行でも行ってきーや」と、あたしが渡したお年玉で、旅行に行った帰りに。




朝、嬉しそうにあたしに「ありがとう」と手を振って出て行った2人。






あたしが旅行になんて行かさんかったら、こんなことにならんかったかもしれんのに…















…あたしのせいや。