「可奈子、そんなに本が好きか?」
後ろからお父さんの声がした。
「………。」
ほっぺを膨らませて拗ねる私にお父さんは大きな声で笑いながら言う。
「ははは!!可奈子!一本足りないぞ?『かなこの木』じゃなくて『本』だろ!?横棒が無いだけでこんなに傑作になるのか」
そう、私は見よう見真似で書いた『本』という字の横棒が抜けて『木』になってたんだ。
「本当だ、おかしい可奈子!!」
お母さんまで大声で笑い出した。
――――――――――――――――
後ろからお父さんの声がした。
「………。」
ほっぺを膨らませて拗ねる私にお父さんは大きな声で笑いながら言う。
「ははは!!可奈子!一本足りないぞ?『かなこの木』じゃなくて『本』だろ!?横棒が無いだけでこんなに傑作になるのか」
そう、私は見よう見真似で書いた『本』という字の横棒が抜けて『木』になってたんだ。
「本当だ、おかしい可奈子!!」
お母さんまで大声で笑い出した。
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