かなこの木

「ワシは何十年もこの図書館にいるけどな、その本は図書館中探し回っても決して見つけられないんだ。」

「銀爺さんは見た事あるの?」

「さぁな……」



なぜか返事を渋った銀爺さんは話を続けた。



「勇気を出して開いてみなさい。きっと後悔はしないから…じゃあな」







そして電話は終わったんだ。








何?


益々不思議な本。



後悔はないって……


怖くて開けないよ……




でも…