かなこの木

「お母さん!!図書館の電話番号教えて!!」

「図書館?知らないよ、そんなの」

「えー!!!無理!!」

「無理って…本の貸し出しカードとかにないの?」



そうだ、あるかも!!



「ありがとう!!」





子機を片手に掴んでまた階段を駆け上がった。



早く聞きたい。

あの本は何!?

本当に不思議な本なの?





まるで、本当に不思議な物語が始まるの?