かなこの木

「何…今の……この本のせいだよね……」


恐る恐る本に触れてみるけど何も変わりはない。



開く…?


開かない?










開きたい。







そうだ!銀爺さんに聞いてみよ!



私は階段を駆け降りてリビングに走った。