かなこの木

思わず椅子から転げ落ちた私……ドスンと大きな音と悲鳴にビックリしたお母さんが部屋に駆け込んで来た。



「可奈子!!」

「イテテテテ……」

「どーしたの!?」




でも、なんとなく隠した。




「ごめん……椅子にもたれたら転んじゃって…」

「もぉ……」




そのままお母さんはまた呆れたようにリビングに戻って行った。