窓恋 ~先生、好きでいさせて?~

たまに思う。先生は私の事をもしかして好きとまではいかなくても、気になってくれているんじゃないかって。


でも、その気になっているのはあくまでも『お姉ちゃんの妹』として。


お姉ちゃんに何か頼まれてるのかな?悪い虫がつかないように!とか。


はぁ・・・。私は溜息が出た。



昨日の「アーンごっこ」幸せだったなぁ。


でも、あくまでも『妹』なんだろうなぁ・・・。



「渡貫!おいっ!渡貫!」誰かが私を呼んでいる?


横の席の子が私に鉛筆でツンツンと指して教えてくれる。


「ん?」


すると私の前には仁王立ちの先生が・・・。


「えっ?!」


私はあまりにびっくりして、椅子から転げ落ちてしまった。