窓恋 ~先生、好きでいさせて?~

ホテルに戻ると夕食が待っていた。


待っていたと言っても、部屋での食事ではなく、食事する大広間へと向かったのだけども。


それでも、バイキングではなくちゃんと一人一人に出される食事は、結構豪華なものだった。


お刺身や伊勢えびさん。お肉に野菜にデザート。茶碗蒸しまで・・・と、見つけてしまいましたよ?お豆さんを。


「先生?これあげる。」


私は煮豆を先生に渡す。ごめんね、お豆さん達。


「残念だったなぁ?から揚げがなくて。」


意地悪そうに笑いながら言う先生。性格悪いです!


「こういう料理にから揚げは期待していませんっ!」


「そうなのかぁ?」


「そうですっ!」


「後でコンビニかなんかで買って来てあげるか?」


「そんなの、いりませんっ!!」