窓恋 ~先生、好きでいさせて?~

「先生、海!」


車の外は一面海!


「海、行くか?」


「うんっ!」


先生は海沿いの駐車場に車を置いた。


先生は車を降りると、助手席の私のドアも開けてくれた。


「どうぞ?お姫様?」


「ありがとう、じいや。」


「おいおいっ!俺は爺ちゃんか?!」


「ふふっ。じゃあ、王子様?」


「よし。」


そして、手を繋いだまま海岸へと階段を下りた。


「大丈夫か?」


「うんっ!」


私と先生はどんどんと海に近づく。