窓恋 ~先生、好きでいさせて?~

私は飛び跳ねるほど、嬉しかった。


でも、親がOK出してくれるかが心配だった。


「お姉ちゃん?お父さんOK出してくれるかな?」


「さぁね?でも、ここからが勝負よ!亜美!」



お姉ちゃんは「友達と行くって言えば平気よ?」なんて言ってくれたけど、私は昔から嘘が苦手で・・・それにお父さんとお母さんに嘘を付くなんて嫌だったから。



その事を先生に伝えると、先生はすぐに行動をうつしてくれた。


その晩、先生はうちにきて、私の為にお父さんに頭を下げてくれた。


お父さんは最初はしぶっていたけど、お母さんの一声もあり、お父さんは「うん」と言ってくれた。


その代わり、エッチは無しだって。


先生は「もちろんです」と背筋をピンとしながら答えていた。



嬉しかったけど・・・エッチはお預けかぁ。なんてちょっと残念に思っちゃったりして。


でも、初デートが初旅行になるなんて、夢にも思わなかったよ。


私って幸せだな。