窓恋 ~先生、好きでいさせて?~

次の日、学校から帰ると、お姉ちゃんは私にプレゼントをくれた。


「亜美?拓海から聞いたわ。ごめんね、色々と誤解させちゃったみたいね。」


「うううん?私がいけないの。ちょっと混乱しちゃっただけだから。もう大丈夫だよ?」


「それでね?亜美。」


「ん?」


「あなた達、誕生日に旅行行ってらっしゃい。」


「はっ?」


「旅行よ!」


「そんなの無理だよぉ。」


「もう、宿とっといたから。」


「はぁ???」


お姉ちゃんの思いがけないプレゼントに、びっくりすると共に、先生とずっと一緒にいられるという喜びが、時間と共に膨れ上がる。


「お姉ちゃん、いいのかな?」


「いいのよ!亜美だってもう子供じゃないんだから!」