窓恋 ~先生、好きでいさせて?~

「何で笑うの?!」


「だって、嫌いなもの“煮豆”って!別にそんな事、書かなくていいのに!」


先生がまた、クスクスと笑う。



「嫌いなんだもん。煮豆。あの黒い豆なんか特に!ゲンゴロウみたいじゃない?」


「はぁ?ゲンゴロウってお前・・・。俺が今度から食えなくなるだろ!」


「ごめん・・・。」



「それにしても、本当お前って面白いな。これからも、色んな亜美を見せてくれな。」


「先生もね?」


「あぁ、もちろん。」


「誕生日・・・楽しみにしてる。」


「あぁ、最高の忘れられないデートにしてやるよ。」