一瞬、サプライズが無くなった代わりに、彼女の好きなケーキでも買って帰ろうかと妙案が浮かぶ。 が、その原形も解らないくらい投げ飛ばすリカの姿が目に浮かび、止めた。 いつまでも埒があかない愁嘆に区切りを付け、俺は修羅場を抜ける決心をし、エンジンを掛けた。