血の果て




映画なんかで観るラストシーンは、あくまでも銀幕の中だけの世界で、現実なんてドラマティックでも哀話の欠片も無くて。


解った事は、相身互いだと思っていたのは、自分だけで、愛されてなどいなかった。

それだけだった。