血の果て




それから3日後。





荒れ果てた部屋に、リカは一瞬愕然とした表情を見せたが、すぐにいつもの気丈な顔付きになる。


「私も被害者なのよ」


と、冷たい瞳でテーブルの上に婚約指輪を置いた。


「本当は慰謝料くらい貰おうかと思ってたんだけど…‥」

「慰謝料!?」