着いて行かなければ、また何処でやられるとも解らない。 「勘弁してくれよ‥」 ふらふらの躰をもたげながら、俺も立ち上がった。 歩くスピードも鈍く、頼りない足取り。 しかし、支える事もしたくは無い。 定位置のように、また俺はトイレのドアの前に佇んだ。