血の果て




着いて行かなければ、また何処でやられるとも解らない。


「勘弁してくれよ‥」


ふらふらの躰をもたげながら、俺も立ち上がった。





歩くスピードも鈍く、頼りない足取り。

しかし、支える事もしたくは無い。

定位置のように、また俺はトイレのドアの前に佇んだ。