秘密な花嫁~旦那様は同い年~

「マー君!」


門のところに友達数人に囲まれた愛人を見つけて、思わず駆け寄る。


「美結」


勢い余ってそのまま愛人に抱きついてしまった私を、愛人はギュッと抱きしめてくれた。


「じゃあ、また」


愛人の友達に手を振って、スーパーまで歩き出す。


「マー君、今日の夕ご飯何がいい?」


「日本食」


「うん。私も食べたいって思ってた」


スーパーに着き、買い物をしていく。


アメリカの食べ物って、なんでも日本より大きいからびっくり。


新鮮な野菜や果物、魚とかをカートに入れていく。


「鯖の味噌煮?」


近くにあった鯖のパックを手に取り、愛人に見せる。


「ん。美結の作ったものは、なんでもおいしいから」