秘密な花嫁~旦那様は同い年~

パパママ、早く帰って来て。


早く家に帰りたい。


自分で決めたことなのに、もう意志が弱くなってる。


私、この家族と上手くやってく自信がない。


せめて、彼が何か話してくれればいいのに。


ちらっと彼を見ても、彼はちっともこっちを見てくれない。


もう、テーブルに置いてある紅茶に手を出す気にもなれない。


ただ、うつむくしかなかった。


しばらく、何もしない時間が流れていく。


そのうちに、パタンと何かを閉じる音がした。


「ねぇ、あんた」


急に彼が顔を上げた。


驚いて私も顔を上げる。


「あんた、どうして婚約なんかしたの?」


「えっ?」