秘密な花嫁~旦那様は同い年~

「マー君ならいいよ」


「美結」


「抱いて、マー君。愛人に、触れてほしい」


いつかこうなることは、ずっと前から分かってた気がする。


プチンプチンと、パジャマのボタンが外されていく。


「きつかったら言って」


「うん」


抱きしめられる。


愛人の熱い熱い身体に。


「愛してる、美結」


「私も愛してる」


幸せすぎて、目の前が滲む。


「どうした?美結」


頬に流れる涙を、心配そうな顔をしてそっと愛人が手で拭う。


「なんでもないよ。ただ、すごく幸せだなって思って」