秘密な花嫁~旦那様は同い年~

お風呂に入ったあと、用意してもらったパジャマに着替えて、愛人の部屋を訪れた。


ほんとは私の為に別の部屋が用意されたんだけど・・・でも今日は、離れたくない。


だから、こっそり愛人の部屋に来た。


ベットから私を呼ぶ愛人に飛びつく。


そのまま二人で、ベットに倒れ込んだ。


「私、悪い子?」


「美結が悪い子なら、俺はもっと悪い子」


チュッとおでこにキスをされる。


「マー君、もっと悪いの?」


「ああ。だって今、美結を抱きたいって思ってる」


ギュッと抱きしめられる。


「マー君・・・」


「嫌なら嫌ってはっきり言って。美結の準備が出来るまで待つから」


愛人が私の頬に手を添え、真剣な表情でそう言った。


その手に、そっと自分の手を重ねる。