秘密な花嫁~旦那様は同い年~

「ただいま」


愛人がそう言って家に入って行く。


「おかえり」


おば様が笑顔でリビングから顔出した。


前までは、こんな光景見られなかった。


なんか、泣きそうなくらい嬉しい。


「おば様、おかえりなさい」


「ただいま、美結さん」


おば様が笑顔を私に見せる。


「さっ、夕食までお茶にしましょう」


「はい。マー君、行こう」


「ああ」


愛人と手をつないでリビングに入ると、そこにはおじ様も誠さんもいて、ソファーに座ってゆったりとお茶を飲んでいた。


「こんにちは。おじ様、誠さん」


誠さんはいらっしゃいと言い、おじ様は笑顔を向けてくれた。