秘密な花嫁~旦那様は同い年~

『俺も。大学サボる?』


「サボりたいけど、今日出席重視する授業ばっかだもん」


『そう。じゃあ、サボれないね』


教室に近づいてくる足音が聞こえてふと顔を上げると、今からやる授業の先生がこちらに向かって歩いてくるのが見えた。


「マー君、なるべく早く授業終わらせるからね」


『美結は、先生?』


「えっ?あっ・・・」


愛人の笑う声が聞こえてくる。


私、変なこと言っちゃった。


授業を早く終わらせるなんて出来っこないのに。


「でもでも、会いたいから」


『ちゃんと迎えに行くから、安心して』


「うん」


教室に入って行く先生が、ジロリと私を睨んでいく。


このまま愛人と話していたいけどそうもいかず、バイバイと言って仕方なく電話を切った。