秘密な花嫁~旦那様は同い年~

「マー君。私ね、もうすぐ日本に帰らないといけないんだよ。せっかく会いに来たのに、一言も会話せずに帰らせるつもり?」


掌を揉みながら、愛人に話しかける。


アメリカに来て2週間、相変わらず愛人は眠ったまま。


今は夜中の12時。


今日は私が愛人のところに泊まる日。


愛人のベットの隣に簡易ベットがあるけど、なんだか目が冴えて眠れない。


というか、眠るつもりはないけど。


「マー君、起きてよ~夜中だから起きてくれないの?」


どんなに話しかけても、一切反応はない。


「私とおしゃべりしよ?マー君に話したいこといっぱいあるんだよ」


愛人の髪に触れる。


癖のないサラサラした髪の毛は、スーッと私の指を通り抜ける。


「マー君、私寂しいからさ、だから起きて」


もう、いい加減辛いよ。


あなたの反応がないのが、寂しいです。