秘密な花嫁~旦那様は同い年~

「美結さん」


隣の椅子に座っていたおば様が、私を抱きしめた。


「ごめんなさいね、強いなんて言って。ほんとは不安よね」


「おば様・・・」


私を抱きしめるおば様も、泣いていた。


不安は、どんどんどんどん押し寄せてくる。


これからどうなるの?


愛人は目覚めるの?


亜季ちゃんみたいに、旅立ってしまわない?


先が見えない不安。


真っ暗で、何も見えない。


「怖いし、不安だよ。でも、なんか分かんないけど、笑ってれば先が見える気がするの」


先は見えないけど、でも落ち込んでるより、笑ってる方がいい気がするから。


だから、私は笑うの。


愛人が好きって言ってくれた、笑顔を見せるの。