年が明け、高校3年の私は学校が自由登校になった。
大学も決まってるから、特にすることはない。
だから朝から、愛人の病院に通ってる。
「ねえ、マー君」
「ん?」
「沙奈がね、明日受験なの」
私と愛人が通ってる学校は進学校ということもあり、センター試験を終えた今から、各大学の試験を受ける人が多い。
「水野さん、結局どうしたの?」
「うん。お母さん説得して、体育の先生の資格取れる大学行くって」
「そっか。この前、家飛び出して来たんだろ?」
「そう」
体育の先生の資格が取れる大学に行きたい沙奈と、茶道の専門学校に行って欲しい沙奈のお母さん。
センター試験を受けた後もケンカをして、ついこの前沙奈が私の家に転がり込んできた。
もう絶対家に帰らない!って怒ってる沙奈の愚痴を、ずっと聞いてたっけ。
結局、そこまでやりたいならって、沙奈のお母さんが折れた。
大学も決まってるから、特にすることはない。
だから朝から、愛人の病院に通ってる。
「ねえ、マー君」
「ん?」
「沙奈がね、明日受験なの」
私と愛人が通ってる学校は進学校ということもあり、センター試験を終えた今から、各大学の試験を受ける人が多い。
「水野さん、結局どうしたの?」
「うん。お母さん説得して、体育の先生の資格取れる大学行くって」
「そっか。この前、家飛び出して来たんだろ?」
「そう」
体育の先生の資格が取れる大学に行きたい沙奈と、茶道の専門学校に行って欲しい沙奈のお母さん。
センター試験を受けた後もケンカをして、ついこの前沙奈が私の家に転がり込んできた。
もう絶対家に帰らない!って怒ってる沙奈の愚痴を、ずっと聞いてたっけ。
結局、そこまでやりたいならって、沙奈のお母さんが折れた。