秘密な花嫁~旦那様は同い年~

「でもマー君は、それでいいの?おじ様にあんなこと言っちゃって」


もし誠さんのためだけに愛人があんなこと言ったなら、それは違うと思う。


やっぱり、自分の進みたい道に進まないと。


「俺はね、美結」


「ん?」


「会社を継ぐことは嫌じゃない。むしろ、それが俺の夢ってゆーか」


恥ずかしいのか最後の方は早口になっていたけど、夢って聞こえた。


「じゃあ、夢を叶えるためにも、元気にならないとね」


「そうだな」


それからもベットの中で、いつまでも話をした。


気がつけば、時計の針が深夜2時を指していた。


「あっ」


「美結?」


本棚の上に置いてある時計の隣にある小さな箱から、私があげた手紙が少しだけ見えた。


「あれ、私の手紙」