秘密な花嫁~旦那様は同い年~

「母さんの料理、久しぶりに食べた気がする」


誠さんも、嬉しそうにしてる。


「そうね、昔はちょっとは料理してた気がするわ」


「おじ様。おじ様は、おいしい?」


「ああ」


私の質問に、照れたように顔を赤くしたおじ様は、短い返事を返しただけだった。


それでもおば様は、嬉しそうに顔を笑顔にする。


みんなが少しずつ笑顔になっていく。


「・・・おいしい」


そんな中、聞き洩らしてしまうくらいの小さな愛人の声がした。


おば様が、ハッと息をのんだ。


「だよね、マー君。おいしいよね!」


「ああ」


硬かった愛人の表情が、少しだけ柔らかくなっている。


「ありがとう、愛人」