秘密な花嫁~旦那様は同い年~

料理をボーっと見つめていた愛人が、私の声にハッとしたように顔を上げた。


「私、よそう?」


「ああ」


いろんな料理を少しずつお皿に乗せていく。


「はい」


「ありがとう」


お皿に乗った料理をしばらく見つめていた愛人だったけど、ゆっくりと口に運びだした。


「おば様の料理、私も食べたいな」


「ええ。みんなで食べましょう」


ここに来て初めて見せたおば様の笑顔。


その笑顔は、愛人が料理を口にしてくれたからか、いつもより輝いていて見えた。


みんなでおば様の料理を食べ始める。


「おいしい」


おば様の料理は、本当においしかった。


「それはよかったわ。おいしくないって言われたらどうしようかと思った」