秘密な花嫁~旦那様は同い年~

仲がいいのは当たり前。


今までずっとそう思っていた。


ただ、愛人の家族を知って、仲がいいだけではないと思い知らされた。


生きてる限り、人はいろんな感情を抱く。


でもどんなにバラバラになっても、愛してたってことは事実。


ただ、愛してたって過去形じゃなくて、愛してるって現在進行形なら人はもっと幸せになれるのかもしれない。


コンコンと軽く部屋のドアを叩く。


「どうぞ」


中から誠さんの声が聞こえて、持ってたコーヒーをこぼさないようにそっとドアを開けた。


「コーヒー飲みますか?」


「ありがとう」


柔らかく笑う誠さんを見て、やっぱり少し愛人と似てるなと思った。


パソコンの邪魔にならないところに、マグカップを置く。


「売上表?」


チラッとパソコンの中が見えて、思わず声が出てしまった。