「とっても似合うわ」


「嬉しい」


「女の子が家にいると、こんな感じだったのかもしれないわね」


おば様は目を細めて私を見つめた。


「あなたのお母様が羨ましいわ」


「でも、おば様も私のお義母さんになってくれるでしょ?そしたら、私はおば様の娘だよ?」


「ええ。そうね」


本当に嬉しそうに微笑むと、おば様は私のネックレスを綺麗に整えた。


それから二人で、おば様がよく行くというお店のケーキを食べた。


ベイクドタイプのチーズケーキで、濃いチーズの味と少し酸味の効いたラズベリーのソースがかかっていて、とってもおいしかった。


「おいしい」


「私のお気に入り。お店の中はカフェになってるから、今度一緒に行きましょうか?」


「はい」


おいしいお菓子やこの前話しに出た俳優さんのことで盛り上がってると、いつの間にか午後6時になっていた。


「今日は夕食も食べていってくれる?」