大学に合格したことをおば様に知らせると、じゃあお祝いをしなくちゃと今日誘ってくれた。


「開けてもいいですか?」


「ええ。気に入ってもらえるといいけど」


少し困ったように笑うおば様。


淡いピンクの色をした包装紙を、丁寧に広げていく。


「うわーかわいい」


中から出てきたのは、ピンク色の小さな宝石がついたネックレス。


「あなたに似合うと思って」


「ありがとう、おば様」


「つけましょうか?」


「うん」


髪の毛を上げると、首元に冷たい感触。


「いいわ」


髪の毛を下ろすと、おば様がそっと手櫛で髪を整えてくれた。


「似合いますか?」