「こんにちは、美結ちゃん」
「あっ笠原先生、こんにちは」
いつものように学校が終わってから愛人の病院に行く。
病室に向かってる途中、愛人を小さいときから診てる笠原先生に会った。
周りを見回して誰もいないことを確認すると、止まって私を待ってくれている笠原先生のところに小走りで向かう。
笠原先生は、愛人の病気が分かってからずっと愛人を診察してきた。
男の先生で、休みの日はよく運動をするとかで、50代の今も筋肉質の身体をしていて、短髪で日に焼けた肌をしている。
白衣を颯爽と着こなし、いつも首からは聴診器をぶら下げていた。
「先生、今からマー君のところ行くの?」
「ああ。そうだよ」
最初は敬語で話していたけど、笠原先生の気さくな態度にいつの間にかタメ口になってしまっていた。
気付いて慌てて直すも、別に言葉づかいなんていいよ~って言ってくれたから、それからはずっとタメ口。
ちなみに愛人も、笠原先生には敬語を使わない。
大きな病院になればなるほどお医者さんって話しにくいイメージがあるけど、この先生はそんなこと全くない。
だからか、笠原先生は患者さんからも家族の方からも人気があった。
「あっ笠原先生、こんにちは」
いつものように学校が終わってから愛人の病院に行く。
病室に向かってる途中、愛人を小さいときから診てる笠原先生に会った。
周りを見回して誰もいないことを確認すると、止まって私を待ってくれている笠原先生のところに小走りで向かう。
笠原先生は、愛人の病気が分かってからずっと愛人を診察してきた。
男の先生で、休みの日はよく運動をするとかで、50代の今も筋肉質の身体をしていて、短髪で日に焼けた肌をしている。
白衣を颯爽と着こなし、いつも首からは聴診器をぶら下げていた。
「先生、今からマー君のところ行くの?」
「ああ。そうだよ」
最初は敬語で話していたけど、笠原先生の気さくな態度にいつの間にかタメ口になってしまっていた。
気付いて慌てて直すも、別に言葉づかいなんていいよ~って言ってくれたから、それからはずっとタメ口。
ちなみに愛人も、笠原先生には敬語を使わない。
大きな病院になればなるほどお医者さんって話しにくいイメージがあるけど、この先生はそんなこと全くない。
だからか、笠原先生は患者さんからも家族の方からも人気があった。