秘密な花嫁~旦那様は同い年~

ママは製菓の専門学校を卒業して、三木会社の事業の一環であるお菓子作りの教室の先生になった。


そのときに、社長の奥さんだからこの仕事をもらえたんだって言われたこともあるらしい。


でもいつか、パパと一緒に三木会社を盛り上げてるね、って言われたくて。


一生懸命頑張ったって言ってた。


いろんな人に助けられて、パパがいたから頑張れたって。


私は、そんなパパとママに育てられた。


温かい温室の中で。


なに不自由なしに。


だから、私が婚約して会社がもっとよくなるならそれでいい。


三木って名字を名乗ってるなら、会社の役に立ちたい。


こんなこと言ったら、パパもママも怒るかな?


怒るかもね。


会社とか名字なんて関係ないって。


美結は、美結の人生を生きればいいって。


でもきっと、これが私の生きる道なんだと思うんだ。