秘密な花嫁~旦那様は同い年~

「だって・・・」


「ママは大丈夫だから泣かないの。ねっ、美結」


ママが私の涙を拭いてくれた。


17歳にもなってこんなことで泣くなんて恥ずかしい。


でも、しょうがないじゃん。


ママのが遺伝したんだもん。


「止まった?」


ママが私に笑顔を見せる。


「うん。大丈夫」


ママの笑顔につられて、私も笑顔になる。


「龍矢、そろそろ仕事行かないと」


「ああ。そうだな」


パパが自分の腕時計に目をやった。


「美和、お前行けるか?」


「行けるよ。もう大丈夫」