秘密な花嫁~旦那様は同い年~

氷を貰ってお風呂場に向かうとパパとママは居なくて、代わりに隣の二人の寝室から声が聞こえた。


「パパ、貰ってきたよ」


「ありがと」


ビニール袋に入った氷をパパに渡す。


それをパパが、ソファーに座ってるママの太股に当てる。


「ごめんね、ママ」


私はママに謝った。


「いいのよ、美結。ママがびっくりしちゃっただけだから」


「でも、私のせいで火傷しちゃった」


少しだけ赤くなったママの足を思い出して、涙が出て来た。


「美結、大丈夫だから泣かないの」


「うん」


「もう。こっちおいで」


ママに近づくと、ぎゅって抱きしめてくれた。


「美結はいつまでも泣き虫ね」