「バカ。俺の心配より自分の心配しろ」


「ごめん」


ママが小さくパパに謝る。


「もう、熱くないか?」


「うん。大丈夫」


「そっか」


パパがシャワーを止めた。


「ちょっとスカートめくれ」


「へっ?何言ってんの」


急にママの顔が赤くなる。


「痕が残ってないか見るんだよ。なんなら、俺がめくってやってもいいけど?」


意地悪な笑顔を浮かべたパパに、ママがバカと呟いてスカートをめくった。


「ちょっと赤くなってんな。美結、氷貰ってきてくれ」


「うん」


氷をもらいに、私はお風呂場を出た。