秘密な花嫁~旦那様は同い年~

学校をよく休むのも、このせいだったんだ。


「美結様、少し辛いかもしれませんが聞いていただけますか?」


「えっ?」


一柳さんの真剣な表情に、緊張が高まる。


何を言おうとしてるの?


一柳さんは一瞬目を瞑ると、ゆっくり口を開いた。


「愛人様の命はもう、長くないかもしれません」


その言葉を聞いたとたん、頭が真っ白になった。


「ここ数年発作の回数が多くなり、よく体調を崩されております」


そんなの・・・そんなのって・・・


俺はもうすぐ消える。


愛人に初めて会ったときから何度も言われてきた言葉。


やっと意味が分かった。


愛人はもう、分かってるんだ。


自分の命の長さを。