秘密な花嫁~旦那様は同い年~

「そっ」


ぐっと腕を引っ張られて、勢いよく立ち上がらされた。


「ちょっと、いきなり怖いでしょ!」


文句を言う私を無視して、愛人は無言で私の手を引っ張った。


「座って」


愛人の部屋に連れて来られ、ベットに座らされる。


「また泣いてたの?」


「えっ?」


いきなりそう聞かれて、目が泳いでしまう。


「別に泣いてなんか・・・」


「あんた、嘘つけないでしょ?それに泣いてるとこ、バッチリ見ちゃったし」


「それは・・・」


「無理に笑わなくていいし」


ボソッと愛人が小さな声で言った。


愛人の手が、私の両頬を包む。