秘密な花嫁~旦那様は同い年~

おば様は、花が好きなんだ。


将来的には家族になるんだから、福田家のことも知ってかないとダメだよね。


「マー君」


「なに?」


「身長何センチ?」


「はっ?なに、いきなり」


愛人が目を見開いて、私を見た。


「知ろうと思って。マー君のこと」


「別に知らなくていいし」


「だって、たぶん私たち結婚するよね?だったら、知ってた方がいいでしょ?」


「俺たちは結婚しない」


「へっ?」


「だからあんたは、俺のこと知ろうとしなくていい」


「どう・・・して?」


「言ったろ?俺はもうすぐいなくなる」