秘密な花嫁~旦那様は同い年~

愛人が連れて来てくれた場所は、夏の花が色とりどりに咲いてる庭。


庭っていっても結構広くて、学校のグランドくらいある。


「向日葵だ」


太陽に向かって一生懸命咲いてる向日葵。


それに、白くてかわいいペチュニア。


ピンクや赤、黄色、紫色の花が咲いてる。


残念なことに、私は花の名前に詳しくないから、あまり種類はわからないんだけど。


でも、すごくきれいってことはわかる。


「マー君、ここすごいね」


「そう?俺は興味ないけど」


「誰かの趣味?」


「たぶん母さん」


「へーおば様の。じゃあ、おば様が育ててるの?」


「ちょっとはやってるんじゃない?」


「そっかぁ」