秘密な花嫁~旦那様は同い年~

「なんで?楽しいよ」


「別に興味ない」


「だって、3年で行事っていったらこれくらいだよ?」


「だからなに?」


「だから、みんなで参加したらどうかと・・・」


愛人がはぁ~と息を吐いた。


「俺に構わないでくれる?」


「なんで?」


「一人が気楽だから」


「寂しくない?」


「別に」


そう言うと愛人はまた、本に目を戻した。


「ねぇ、やっぱり行かない?」


「行かない」


あまりにあっさり言われて、なんだか悔しくなった。