秘密な花嫁~旦那様は同い年~

ベットの近くの明かりが、小さくついてた。


「龍矢のバカ」


ベットの上から、ママの声。


「美和が悪いんだろ?」


パパの声もする。


「龍矢が悪いんじゃん。球技大会の話なんてするから」


「あいつに惚れられた、お前が悪い」


「意味わかんない!んっ・・・」


パタンと、出来るだけ音を立てないようにドアを閉めた。


見なかったことにしよう。


見てません。


パパとママの、ラブラブシーンなんか。


「あっ、どうしよ」


手に持ってる紙を見て、途方に暮れた。


結局紙はあった場所に戻して、私も自分の部屋に戻った。