秘密な花嫁~旦那様は同い年~

「りょー君って誰だろ?」


んー考えても思いつかない。


だって、ママの口からパパ以外の男の人って出てこない。


友達もだよ?


「あっ、ママ忘れてる」


テーブルの上に、ママの持ってた紙が置きっぱなしになってた。


大切なものだから、持っていこう。


紙を持って、パパとママの寝室に向かった。


トントンって、ドアを叩く。


前、パパに怒られたからね。


ノックしなさいって。


返事がない。


おかしいな~


寝室に行ったんじゃなかったのかな?


少しだけドアを開ける。