秘密な花嫁~旦那様は同い年~

「さあ?兄さんが、全部持ってったからじゃない?」


「ああ、そうかもな」


なんか、身体がぞくっとした。


二人は冷たく睨み合ってて、その空気が私に伝わる。


自分の身体を、自分でぎゅっと握りしめた。


どうして兄弟で、こんな会話が出来るの?


出来の悪い弟?


違うよ。


たまたま出来なかっただけで、愛人はほんとは勉強出来るもん。


「模試は出来ない。しかもお前、あの程度の学校で2番目のクラスだろ?会社継げるのかよ」


「会社は兄さんが継ぐんだろ?俺は関係ないじゃん」


「ああ。関係ないね」


「じゃあ、俺が勉強出来るか出来ないかなんて、気にすることないし」


「勉強も出来ない、運動も出来ない・・・」


「だからなに?」