秘密な花嫁~旦那様は同い年~

「いってらっしゃいませ」


「いってきます」


運転手の笹野さんに見送られて、愛人の家のチャイムを押す。


普段はパパの運転する車に乗ることが多いけど、パパが仕事でいないときは笹野さんが送り迎えをしてくれる。


チャイムを押すと、中からメイドさんが出て来た。


「お待ちしてました」


「おじゃまします」


緊張しながら中に入る。


「美結様がお着きになりました」


メイドさんに案内された部屋に入ると、おじ様・おば様・誠さんに愛人がもうテーブルに座っていた。


「美結さん、待ってたのよ」


おば様が立ち上がって、私を笑顔で迎えた。


「今日は私なんかのために、ありがとうございます」


おじ様おば様に、お礼を言う。


「愛人の婚約者だもの。当たり前だわ」