そこでしばらくの間、俺達はいつもの縄張りである海域を離れ、西インド諸島周辺をうろつく事にした。
バハマからそう離れた場所ではないが、この近辺を海路として往復する商船も少なくないと聞く。
うまくすればこれまで以上の大儲けが期待できそうだった。
「で、ラカム」
アンが話しかけてくる。
「聞く所によると漁船を専門に襲撃してきたらしいけど…今回も狙いは漁船なの?」
「……」
腕組みして、俺は黙考する。
確かに今まで通りなら狙いは漁船や小さな商船といった小型船舶だ。
返り討ちに遭う危険も少なかったのが何よりの理由だ。
バハマからそう離れた場所ではないが、この近辺を海路として往復する商船も少なくないと聞く。
うまくすればこれまで以上の大儲けが期待できそうだった。
「で、ラカム」
アンが話しかけてくる。
「聞く所によると漁船を専門に襲撃してきたらしいけど…今回も狙いは漁船なの?」
「……」
腕組みして、俺は黙考する。
確かに今まで通りなら狙いは漁船や小さな商船といった小型船舶だ。
返り討ちに遭う危険も少なかったのが何よりの理由だ。


