「おいおいおいおいおい!」

船員達が、寄ってたかって俺に詰め寄る。

「船長しっかりしろよ!」

「何言ってるかわかってるか?」

「ああ、勿論さ」

両手を腰に当て、俺はググッと胸を張った。

「このレンジャー号は捨てる。こんな船、もうラカム一味には必要ねぇ」

俺の発言を聞き、船員達は更に顔をしかめた。