「夏紀はどっちなんだよ?!」


えっ?

いきなり、どっちって聞かれても………。



「僕は夏紀を幸せにする」


「俺は何があっても夏紀を守るから」



その時の2人は人一倍かっこよく見えた



「でも、いきなりなんか決められないよ!」



そもそも、最近知り合ったばっかの人だよ?


2人の事なんか何も知らないし………。



「じゃあ、これからゆっくり夏紀が決めていってよ」


「ゆっくりなんか待てっかよ」


「そんな事言ったら夏紀が困るでしょ?!」


また2人が喧嘩を始めだした



「静かにっ!」

私の一言で静かになった


「わかった。私もせいぜい頑張るよ!」


「「せいぜい?」」


2人の声が綺麗に揃った


「そんな気ゆるめてたら、いつ襲っちゃうかわかんないよ?」



「そんな余裕持てなくしてやるよ」



私は身の危険を感じ2人を置いて急いで帰った


こうして私の楽しい?生活が始まった