「ひ、緋色?」

「烈火!どこに行ってたの?」

「近所のコンビニ。で?緋色はどした?」

そう言って、烈火は携帯と財布を机の上に置いてベッドに座った。

「あ、これ。今日撮ったプリクラ」

「ん。サンキュ」

私も烈火の隣に座った。

「今日はありがとね」

「おぉ」

「ね、烈火」

「ん?」

「また行こうね?」

「おぉ」

なんだか烈火がそっけない。

というか、いつも私をからかってくる烈火が静かだと落ち着かない。

「烈火?」

「ん?」

「どっか調子悪いの?」

そう言って私は烈火のおでこを触った。

熱は無いみたいだ。